研修プログラム
臨床研修
名古屋市立大学病院に加えて、多くの関連病院が臨床研修病院に指定されています。名古屋市立大学病院では「協力型病院連携研修プログラム(たすきがけコース)」あるいは「小児科重点研修プログラム(小児科コース)」が小児科を意識する研修医に選択されることが多くなっています。いずれも1年目は中〜大規模の一般病院、2年目は大学病院で研修を行うことで、医師としての基本的な診療能力を身に付けていきます。
小児科専門研修
「名古屋市立大学小児科専門研修プログラム」は、大学病院と多彩な連携施設や関連施設での研修を組み合わせることで多くの経験を積み重ね、質の高い小児科医の育成を目的としています。研修連携施設2年間、大学病院1年間を基本骨格とし、不足部分は特徴のある関連施設での短期研修で補完することで、地域小児医療・療育から大学病院での先端医療・研究までを包括的に研修できることが特徴です。本プログラムを選択することで、独自のプログラムを持たない関連病院での研修が可能です。
大学病院と連携施設を希望に添って組み立てるプログラム
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例1連携施設2年→大学病院1年
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例2A施設1.5年→B施設1年→大学病院半年
研修カリキュラムのイメージ
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専門研修 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
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1年目 | A連携施設(大同病院、海南病院、市立四日市病院、県立多治見病院、聖霊病院など) | |||||||||||
2年目 | B連携施設(あいち小児保健医療総合センター、小牧市民病院、蒲郡市民病院、渥美病院など) | |||||||||||
3年目 |
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名古屋市立大学病院に加えて、複数の関連病院(名古屋市立大学附属西部医療センター、日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院、大同病院、豊橋市民病院、一宮市立市民病院、あいち小児保健医療総合センター、聖隷浜松病院、聖隷三方原病院)が独自の小児科専門研修プログラムを持っています。
Point 日本有数の関連病院があるから...
- 可能性を広げる選択肢が見つかる!
- 多様な道を進むロールモデルがいる!
- あきらめていた道を切り開く支援がある!
- ステージに合ったワークライフバランスが可能!
サブスペシャルティへの道
サブスペシャルティ研修は、一般小児科の研修を終えた医師が、個人の希望に合わせて小児科医の個性を磨く重要なステップになります。また、各診療グループへの所属を意識し、社会との結びつきを深め始めるのもこの時期と考えます。この時期の個性豊かな先輩医師との出会いは、若手医師が将来を思い描く上で大きな役割を果たすことが多いようです。社会の中で信頼関係を深め期待を背負うことが、個人で磨く知識や技術に匹敵する大きな意味を持つことを、その後の人生で感じることになるでしょう。診療グループにより多様なアプローチがありますので、私たちは『サブスペシャルティへの道』としてここにまとめています。
さらなる高みを目指して
私たちと一緒にサブスペシャルティ研修に取り組んだ後は、個性を発揮した多様な可能性がますます広がります。『大学院進学』では、臨床現場で得た疑問を身近なところで解決する臨床研究、人類の単純な科学的探究心で行う基礎研究、など幅広く奥行きのある科学の世界に飛び込むことができます。『海外留学』は専門領域の最新の知見が学べるだけではありません。海外での生活自体が大きな挑戦で、そこに集う研究者と過ごす時間と共に、かけがえのない人生の財産になるでしょう。こうして得た貴重な経験を『教育』や『社会貢献』を通じて社会に還元することは、個人の取り組みをより意味のあるものに発展させます。積み重ねた社会の信頼は、『公衆衛生』、『地域医療』といったより社会性の高い取り組みで試されることになります。これらの挑戦に仲間と取り組むことで、時に出会う困難や挫折を価値ある経験にすることができます。名古屋市立大学小児科は、社会の期待を背負って多様な可能性に挑戦する仲間を応援します。