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2023.04.07
中岡晃子医師がTAFAの2例について論文報告しました
アレルギーグループ中岡晃子先生がTAFA(Transplant Acquired Food Allergy)の2例をAllergy, Asthma & Clinical Immunology誌に報告しました。食物アレルギーを発症の後に経口負荷試験で一定量の摂取が問題ないことが確認された症例ですが、その後の摂取により1週間から1ヶ月という比較的短い期間に摂取閾値の低下を認めています。TAFAの長期予後の報告はあまりなく、再摂取により閾値が低下することがあり注意が必要であること、腸管からの抗原暴露が食物アレルギーの再燃につながったという点で興味深い症例であったと考えています。
Nakaoka A, Nomura T, Ozeki K, Suzuki T, Kusumoto S, Iida S, Saitoh S. Two cases of transplant-acquired food allergy who developed resensitization after a negative oral food challenge. Allergy Asthma Clin Immunol. 2023 Mar 22;19(1):24
https://aacijournal.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13223-023-00784-5