神経グループが対応する主な疾患

てんかん

てんかんは、突然の大脳の神経細胞の過剰な興奮による症状を繰り返す病気です。てんかん発作には、全身を硬くして震わせるものから、意識だけがボーッとするもの、眼球偏位のみがみられるもの、瞬間的に体をピクンとさせるものなど、多様な症状があります。日本におよそ100万人の患者さんがいると言われています。なかでも点頭てんかんは、乳児期特有に認められる特殊なタイプのてんかんで、発達に悪影響を与えるため、特に診断と治療が重要とされる疾患です。

てんかん発作の型によって治療薬が変わってくるため、発作の型をしっかりと診断することが重要です。発作症状を中心に脳波所見を参考にして診断をおこない、抗てんかん剤と呼ばれる薬を使用します。てんかんと診断がついても必ずしも投薬を必要としないケースもあります。また新しい抗てんかん剤が承認され、難治性てんかんにおいてもてんかん治療の選択肢が増えています。どんな抗てんかん剤でも必ず副作用の可能性がありますが、長期にわたり内服が必要なことが多く、より安全に治療を続けることが重要です。

片頭痛

片側の頭部が心臓の拍動に一致してドクンドクンと痛む頭痛が長時間続き、日常動作によって痛みがさらに強くなり、悪心や嘔吐を伴ったり、光が眩しく感じたり、音がうるさく感じたりする。頭痛に先立って物が見にくい、まぶしい感じがするといった前兆を伴うことがある。このような頭痛が典型的な片頭痛の特徴です。しかし小児の場合は、すべての症状が揃わないこともあって、診断がつかないまま苦しんでいる子が少なくありません。
当院では、頭痛の診断を行い、必要に応じて検査、治療を行っています。

小児頭痛外来を行っている施設はまだ全国的に極めて少ないのが現状です。当院では2003年より小児頭痛外来を開設し、診断・治療をおこなっています。特に片頭痛については、トリプタン系薬剤と呼ばれる片頭痛特異的な治療薬が発売されて以降、患者さんのQOLがかなり改善しました。小児の場合は、通常の鎮痛剤を早めに使用することで、痛みが緩和することが多いですが、通常の鎮痛剤が無効で、小学校高学年以上であれば、当院でもトリプタン系薬剤を使用しています。

その他

急性脳炎・脳症、筋ジストロフィーなどの筋疾患、ギラン・バレー症候群や遺伝性運動感覚性ニューロパチーなどの末梢神経疾患、様々なタイプの先天性脳形成不全、ミトコンドリア異常症や代謝性疾患を、他の専門医師と連携を取りながら診療にあたっています。

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