アレルギーグループについて

1. メンバー(2021年4月現在)

野村孝泰(助教)、中岡晃子(大学院生)、尾関和芳(研究員)、谷田寿志(研究員)、神岡直美(研究員)

2. 臨床・教育

臨床:多くの先生が携わってくださっていますが、地域連携や勉強会により、少しでもグループでのサポートができればと考えています。病院が重症例の受け皿になることが当然ですが、集談会などで発表した西部医療センターの「アトピー性皮膚炎教育入院」、聖霊病院の「直接入院食物経口負荷試験」は、地域のアレルギー診療をサポートする一歩進んだ形かと思います。2020年に開催を予定した関連病院の医師を広く対象とした「名市大小児アレルギーセミナー」が残念ながら一旦中止となっていますが、地域のアレルギー診療をサポートし議論する重要な会として企画しましたので、引き続き開催の時期を探っていこうと思います。

教育:基礎研究、専門医取得、一般小児科医としてのアレルギー領域の修練、医学部学生やコメディカルの教育など、様々な点での教育活動があるかと思います。我々はそれらに対して様々なアプローチを行っており、定例の「アレルギー勉強会」、年に1回の「コメディカル対象の勉強会」、新型コロナウイルスの影響で一旦中止となりましたが「名市大小児アレルギセミナー」などを活動基盤としてグループで具体的に取り組んでいます。2020年より「アレルギー勉強会」は、多くの先生が参加できるようにオンライン会議化しています。

社会貢献:名古屋市のトワイライトスクールの食物アレルギー対応について、初期の会議から携わり、現在も引き続き定期的なエピペン講習会を担当しています。また、愛知県の主催するアレルギー研修会での講師、小牧市民病院の救急救命士と連携したアナフィラキシー対応のロールプレイ、東三河を中心とした学校や園を対象とするエピペン講習会など、行政や地域と関わるなかで、社会貢献を継続して行っています。

 3. 研究

研究:可能であれば基礎研究まで幅を広げて研究活動を行うことが大学の使命かと思います。幸いにも野村の海外留学の経験をもとに、動物実験を行う一定の研究資金を得ましたので、これから継続的に研究活動ができるよう努めていきます。また、臨床活動に近いところで行われる研究活動に、グループとしてまとまって取り組んでいます。これまでに多施設で行われる経口負荷試験について共通データベースを用いることで解析し(論文報告)、最近ではダニ舌下免疫療法の導入時のリスク因子についてグループとして解析を行ったところです(論文報告)。どのような世界なのか触れてみないとわからないところがありますので、少しでも興味があればぜひ声をかけてください。

 4. 獲得研究費 (2021年4月時点)

野村孝泰

・”レプチンに注目した肥満によるアトピー型喘息発症の免疫機序の解明”(文部科学省科学研究費 若手)

・”胃食道逆流に注目した牛乳アレルギーモデルマウスの免疫機序の解明” (公益財団法人日本ハム食の未来財団 個人研究助成)

尾関和芳

・”肺胞マクロファージに注目したウイルス感染症による気管支喘息の発症促進機序の解明”(文部科学省科学研究費 基盤C)

5. 近年の研究業績

1. Tanida H, Nomura T, Kondo Y, Hirabayashi Y, Wakatsuki J, Saitoh S. House Dust Mite SLIT-tablet is Well Tolerated in Pediatric Patients with Controlled Asthma. Asian Pac J Allergy Immunol. (in press)

2. 金原亜紀,谷田寿志.食物経口負荷試験における薬剤師介入の試み.日本小児臨床アレルギー学会誌 2019;17:19-23.

3. 井口世里楠, 藤木理代, 谷田寿志, 他. 外食を楽しくする「アレルギーっこの外食マップ」の作成. 日本小児臨床アレルギー学会誌 2019;17:28-31.

4.原田さつき, 谷田寿志.  東海北陸地方の乳児院栄養士と食物アレルギー児対応の現状と問題点. 日本小児臨床アレルギー学会誌 2018;16:363-366.

5. Kamioka N, Nomura T, Tanida H, et al. Probability curves for predicting symptom severity during an oral food challenge with wheat. Allergol Int 2017;66:627–8.

6. Nomura T, Suzuki M, Yokota M, et al. Effect of Japanese cedar-specific sublingual immunotherapy on allergen-specific TH2 cell counts in blood. Ann Allergy Asthma Immunol 2016;117:72-8.

7. Yoneyama M, Nomura T, Tanida H, et al. Probability curves for predicting symptom severity during oral food challenge with milk. Ann Allergy Asthma Immunol 2015;115:251–3.

8. 野村孝泰,神田康司,加藤泰輔,他.共通プロトコルを用いた食物経口負荷試験ネットワークの構築.日本小児アレルギー学会誌 2015;29:260-9.

9. Nomura T, Kanda Y, Kato T, et al. Probability curves focusing on symptom severity during an oral food challenge. Ann Allergy Asthma Immunol 2014;112:556–7.e2.

10. Nomura T, Tsuge I, Inuo C, et al. Effect of Japanese cedar specific immunotherapy on allergen-specific TH2 cells in peripheral blood. Ann Allergy Asthma Immunol 2013;110:380-5.

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